2025.6.15 会長杯1回戦 野川台フォルコンズ戦 総括

会長杯1回戦 野川台フォルコンズ戦の振り返りです。

結果　16-2○

成長点・賞賛点

・遼太が見事な左中間オーバーの3塁打を放ちました。遼太は打つ時に思い切りの良いスイングが出来ていて、迷いながら当てに行くようなバッティングをしないところが非常に素晴らしいと思います。振ると決めた時はしっかりと自分のいつもの振りをできているので、当たった時に打球に勢いがあります。他の選手も、振ると決めた時は遼太のように思い切りスイングするようにして欲しいと思います。

・2回表の攻撃で、1アウト3塁の場面に幸次郎がセカンドゴロを打って1打点を挙げました。昨日、ランナーを進めるためのバッティングとしてセカンド方向を狙うことが大事なので、繰り返しセカンドゴロを打つ練習をしました。幸次郎は正にそれを今日の試合でしっかり成果として出してくれました。その場面で必要な打撃をしっかりと考えて実践する素晴らしい打席だったと思います。また、ランナー2・3塁で代打で出場した遼平も、ショートの左方向へ叩きつけたゴロを打ったことで、3塁ランナーを返すことが出来ました。この打席も練習の成果が出てきている良い打撃だったと思います。

・4回表の攻撃では、強く鋭い打球も打てていました。慶と広翔のショート左を抜く速い打球は、レフトも追いつけずに3塁打になりました。その他でも、叶夢もチャンスで右中間方向にライナーでヒットを打ちましたし、健もランナー2・3塁のチャンスでセンター前に運びました。また、ヒットにはなりませんでしたが代打で出場した晴輝は強烈なピッチャーライナーを打ちました。良い打球も多く出てきていますので、常にこういった強い打球を意識してバッティングしていきましょう。

・今日は投手陣もコントロール良く、明太朗、叶夢、広翔の3人でも合計1個の四球と、安定してストライクを取ってくれました。守備が安定してアウトにしてくれるようになってきたので、今日のようにストライク先行で打たせてくれるのは非常に良いと思います。ナイスピッチングでした。

反省点・改善点

・走塁面での反省点がありました。2アウトで2塁のランナーは、内野ゴロでもフライでも、全力で3塁を回ってホームを狙う必要があります。これは、もしもファーストが送球をはじいたり、フライを落球したりした時、2塁ランナーはホームインできることになります。途中でスピードを緩めたり、3塁を回ったところで止まろうとした場合、もしエラーしてもホームインできずに取れたはずの1点が取れないで終わる可能性があります。ホームに帰るためには、しっかりと2次リードを取り、バッターが打った瞬間に全力でホームを狙うことが大事なので、常にその意識で走塁して欲しいと思います。また、ランナーコーチの役割が非常に大きい部分でもありますので、コーチャーをする人もそれを意識してランナーを回らせる声掛けをして欲しいと思います。

・3回裏の守備の時、2アウトランナー2塁で三遊間へのゴロが飛びました。ショートの陽斗が2塁ランナーの牽制で2塁ベースに寄っていて、ピッチャーが投げた後に定位置に戻るのが遅れて1塁アウトが狙えない状況になりました。牽制も大事なのですが、2アウトの時などはランナーへの意識は少し減らし、打球に対する守備の準備をできるように定位置に早めに戻るようにしましょう。他のポジション（セカンドやサードなど）も同様なので、今日の反省点をみんなで次に活かしていきましょう。

総括

まずは初戦を突破できたことはとても良かったと思います。一方で細かい部分での反省は他にもありました。盗塁のスタートが全体的に遅いこと、ランナーを挟むときの追い方、ボール球に手を出して相手投手を助けてしまったことなど、いくつかの反省点も出ましたので、次の試合ではそれも改善していきましょう。

また、投手の安定感は大きな収穫だったと思います。守備力も高くなってきて、しっかりとアウトがアウトに出来ています。この守備のリズムを攻撃に繋げられるように、更に盛り上げて試合を進めて欲しいと思います。

また、今日はBチームから侑里、空、陽太、隼、拓飛もベンチ入りして試合を経験しました。先輩たちの試合を目の当たりにして、凄いなと感じたことも多かったかと思います。もしかしたら、自分でも活躍できるかも、と感じた人もいたかもしれません。試合だけでなく、試合前の集中だったり元気よく声を出すことだったり、グランド内での動き方だったり、Aチームとしての厳しさ大変さも味わったと思います。今日の経験を、今後のBチームの練習や試合でも是非とも活かして欲しいと思います。また、ボールボーイ・ボールガールを務めてくれた侑里と陽太の二人のテキパキした動きは非常に良かったと思いますので、Bチームの仲間たちにも今日の動き方や役割を教えてあげて欲しいと思います。

次は相手も強くなりますので、しっかりと自分達のプレーを出せるように頑張っていきましょう。

監督　遠藤寛実

スコアラー　大川母