南部リーグ予選 南野川ブルーアローズ戦の振り返りです。
結果 4-8○
良かった点
・先発の隆太が3回を3安打1四球2失点、球数も44球のピッチングで試合を作ってくれました。初回にエラーから2失点しましたが、どれも打ち取った打球で打たせていく良い投球でした。また、初回には無死2・3塁の状態で相手のスクイズが小フライになりましたが、気迫あふれる突っ込みでノーバウンド捕球し、サードへ転送してゲッツーを取りました。初回から気持ちも守りに入ってランナーを溜めてしまう嫌な流れになっていましたが、隆太のプレーでその流れを止めてチームに勢いを取り戻す良いプレーだったと思います。また打撃でも右方向へ2本の2塁打を放ち、勝利に大きく貢献してくれました。
・打撃面では、4回の攻撃で隆太の右中間への2塁打に続き、大和の痛烈なゴロがセカンド横を抜けて右中間を抜ける2塁打となりました。絢斗の打球はセカンドへの速いゴロがイレギュラーとなりセンター前に抜けるヒットとなりました。更に、晴仁もショートの頭の上を鋭く抜けるタイムリー2塁打となるなど、6年生4人による4連打で3点を追加しました。どれもしっかり強く打てた打球で、さすが6年生という打球でした。
・2回の攻撃では、サードコーチャーの倫太郎の判断が素晴らしい場面がありました。先頭打者の広翔がエラーで出塁して2盗を決め、1番の豪のセンター前ヒットで広翔がホームに帰ってきました。この時、センターが前に出てきて豪の打球を捕球し、バックホーム態勢に入っていました。サードコーチャーの倫太郎はセンターの肩がそれほど強くないことを事前に確認していたため、迷わず回してに広翔をホームに進ませました。結果として勝ち越しの追加点に繋がりました。ベンチで私が見ていてタイミング的に厳しいので「ストップ」と声を掛けましたが、倫太郎の判断の方が正しかった場面で、しっかりと事前情報を活かして状況判断した大変すばらしい動きでした。
悪かった点
・初回の守備で先頭打者をエラーで出塁させてしまいました。サードへのバウンドしたゴロでしたが、広翔が待って捕ろうとして中途半端なバウンドになり、よけながら捕ろうとして後ろに逸らしました。次の打者のセカンド後方へのフライでは、センターの倫太郎が追いつきそうなタイミングでしたが、途中で諦めて下がり、ワンバウンドで捕球してタイムリーヒットとなりました。広翔は3回の守備では同じような打球を前進してショートバウンドで捕球してアウトに出来ていましたし、倫太郎も自分では捕れたかなと思いますと言っていたように、消極的になった場面でした。ミスやエラーを恐れずに積極的に悔いのないプレーをしようと話をしていましたが、初回の先頭打者と2番打者でのプレーで消極的になったことで相手に勢い付かせる結果になりました。チームの勢いをつける意味でも、初回こそ思い切ったプレーを心がけて欲しいと思います。
総括
今日は南部リーグの予選最終戦で、勝った方が決勝戦に進める大事な試合でした。また、決勝戦が日程の関係で実施できるか不明な状況であり、もしかしたら6年生にとってはアリコの選手として試合をする最後の機会になるかもしれないと試合前に話していました。6年生は今まで練習してきたことを全部出し、後輩たちに自分達のその姿を見せて欲しい、また後輩たちは6年生のそんな姿をしっかり目に焼き付けて、自分達も6年生になった時に同じように手本となれるようになって欲しいとも伝えました。6年生は隆太をはじめとしてみんな思い切ってプレーしてくれたと思います。5年生以下の後輩たちは、そんな6年生の姿を見てくれたと思いますし、今後に向けての成長の糧としてほしいと思います。
今日の試合は西日の差すまぶしい状況での試合となりました。サングラスを使っての守備もしましたが、慣れないからか上手く活かせていない状況でした。試合では常に良いコンディションで試合が出来る訳ではないので、慣れないから使えないということの無いように、日頃の練習でもサングラスを使用して練習するなど、どんな状況でも自分の力が発揮できるよう、色々な状況を想定して練習していきましょう。
南部リーグは決勝進出が決定しました。実施できれば勝っても負けても6年生最後の試合になります。相手は強敵ですが、悔いのないようにプレーしていきましょう。
監督 遠藤寛実
スコアラー 堀口父
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