練習試合 野川台フォルコンズ戦の振り返りです。
結果 5-10○
良かった点
・今日の試合全体を通して、みんなに声を掛けたり状況を確認したりと、一番声を出していたのが陽斗でした。試合に出場している時だけでなく、交代してベンチにいる時やボールボーイをしながらでも、毎回バッターについて前の打席の結果や、アウトカウントとランナーの位置など、とても大きな声でみんなに声かけしてくれていました。都度都度状況を確認したり、アウトカウントを確認したりすることで、次のプレーで必要なことが想定できるのでミスやうっかりが減ります。陽斗のこの声かけは、とても大事なことなので全員が意識して行って欲しいと思います。
・今日ピッチャーをしてくれた5人(叶夢、倫太郎、明太朗、智基、広翔)とも、投球には安定感がありました。四死球は全員で4つと、しっかりストライクを投げて打たせてくれました。守備がしっかりと守れるようになってきているので、打たせることでアウトが取れるようになっています。今現在のチームでピッチャーに一番大事なのはコントロールなので、その点でのこれまでの練習の成果が出てきていると感じました。この調子で、今後はストライクのコースを狙う精度を高めるように練習していきましょう。ナイスピッチングでした。
・攻撃面では、サインプレーでの良い攻撃がいくつも出ました。無死二塁からの倫太郎のサードへのセーフティバント、同じく明太朗のセーフティバントは、これ以上ない程の見事なバントで、これまでのバント練習の成果がしっかり出せた打席でした。また、豪の一死三塁でのヒットエンドランも、見事に叩きつける打球でランナーをホームに返しました。しっかりとボールの上側を意識して強く叩くことが出来ていて、ペッパーの練習の成果だと思いました。
・走塁面でも、良い走塁がいくつもありました。一死三塁での慶のワイルドピッチでのホーム生還は、キャッチャーが横に逸らしたと同時にスタートを切ってのホームインで、しっかりとキャッチャーの捕球までを見て、逸らした瞬間に二次リードから素早いスタートを切りました。明太朗はセーフティバントの時、サードからの送球が逸れたと同時に2塁へ走りセーフとなりました。豪や智基の3盗も見事で、相手のピッチャーの癖を掴んでの完璧なスタートを切ってくれました。それぞれ今日はサインベーランの練習で繰り返した内容を、しっかりと試合で出してくれたと思います。
悪かった点
・前半には積極性に欠けるプレーが出て複数失点をしました。特に2回表の守備では、内野フライがピッチャーとショートの間に落ちました。どちらも捕りに行けば追いつけるフライでしたが、お互い声もかけず周りも大きな声で指示をしなかったため、だれも捕りに行かずにポテンヒットとなりました。エラーやミスを恐れて何もしないと、記録上はエラーにはなりませんが、成長もありません。積極的にプレーすることで、失敗もあるかもしれませんが次に繋がる可能性が高く、成長できるチャンスになります。エラーや失敗を恐れずに、積極的にプレーするように心がけましょう。
総括
年内最後の試合となりましたが、良い部分も多く出て、全体的には内容の良い試合が出来たと思います。陽斗の声出しが目立って良かったのですが、逆を言えば他の選手の声はもっと出せる可能性があるということで、声を出すことで体も動き、積極性のあるプレーに繋がります。各自が少しずつ意識を高めて、プレー中に黙っている時間を減らしてみんなで声掛けして欲しいと思います。
これから冬の期間入りますが、各自が感じている自分自身の課題(守備が苦手、バントが苦手、盗塁のスタートが苦手など)を、少しでも克服できるように注力して取り組んで欲しいと思います。また、得意なことには更に磨きをかけて、他のだれよりも自信を持てるプレーを作るようにも頑張りましょう。ピッチャーをしたいと思っている人は、ピッチャーに必要な能力(コントロールや球速だけでなく、セットポジションでの動きや牽制球の動きなども含めて)を自分でも自主的に練習を行って欲しいと思います。その中で分からないことや確認したいことがあれば、どんどん質問もして欲しいと思います。
練習の成果が出ることで、野球をしていて楽しいと感じれる機会が増えますし、結果として試合にも勝てるようになりますので、楽しみながらも勝てるチームを作るために全員で練習していきましょう。
監督 遠藤寛実
スコアラー 上原母
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