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2025.11.23 新人戦準々決勝 有馬フレンズ戦 総括

新人戦準々決勝 有馬フレンズ戦の振り返りです。


結果 7-1●


成長点・賞賛点

・2回の裏に先制点を取れました。初回、2回と0点に抑え、慶のライト前で弾んでライト後方へ転がる3塁打でチャンスを作ると、陽斗のセンター前への低いライナーでのタイムリーヒットできっちりとランナーを返して先制しました。結果的にその1点のみとなってしまいましたが、試合の流れを作る上では先制することは非常に大事なので、先制した次への課題として中押し点、ダメ押し点へと繋げられる攻撃の精度アップを目指していきましょう。

・4回に5点を取られた場面でも、外野手は長打を食い止めるために体を張って止めてくれていました。左中間へのライナーでのヒットも、センターの遥歩が正面に回り込んで体に当てて止めてくれていました。難しい方向への打球でのヒットが続いた場面でしたが、外野を抜かせないような守備が大事でしたので、その点では外野手が大量点にならないように凌いでくれていたと思います。


反省点・改善点

・攻撃での大きなポイントとして、2回裏に先制した後の無死1・2塁の場面の遼太のバント失敗と、3回裏の無死2塁での健のバント失敗がありました。特にこの場面は、サインとしてはセーフティバントでしたが、必要なのはランナーを進める事なので、まずはフェアグランドに転がすことが最重要な場面でした。通常のセーフティバントであれば、ライン際を狙って自分もセーフになることが優先ですが、ランナーが2塁にいる場面では送りバント気味にバントすることが必要となります。反省会の時はみんなそれが理解できていましたが、試合中のその場面で、送りバントの意識でバントできるように考えて打席に立つことを想像しておくことが必要です。この2つの場面でランナーを進められなかったことが、結果的にチャンスを活かせず、流れを引き寄せられなかった大きな要因になったと思います。誰にこういった場面で打席が回ってくるかは分かりませんので、全員が今日のような場面での必要な役割を理解して打席に立てるよう、今日の反省点を忘れないようにしましょう。


総括

序盤は守備もしっかりと守れていて、叶夢の好投もありこちらのペースになりつつありました。2回には先制点も取り、チャンスも作れていました。ただ、チャンスをものに出来ず、追加点を取れなかったことから、相手チームに勢い付かせてしまい試合の流れを奪われた形となりました。2回もしくは3回に、もう1点追加できていれば違った流れになったかと思います。練習ではバントも沢山しましたが、こういった大事な場面で決められてこその作戦ですので、今後もっと精度を上げられるよう練習を徹底的に行っていきましょう。

また、今日の試合前にグランドに入った時点で、フレンズの選手の声と比べて圧倒的に声が小さく、その姿勢もあって相手は最後まで集中力を切らさずに試合をしていたと思います。一方で、こちらは必要なところでは声を掛けていましたが、全体的に静かな場面も多かったと思います。特に、守備の時に声を出す目的としては、咄嗟の指示や存在のアピール(フライのオッケーの声掛け)などは、黙って守っていていきなりは声が出ませんので、仲間に声かけをしながら声を出しておくことで、咄嗟に大きな掛け声ができるという利点があります。

更に、声を出し続けることで、自分自身の集中力を維持できるということもあります。今日の反省会では、5失点した回に、先頭打者で1アウトを取って気が緩み集中力が抜けたという声がありました。こういった気の緩みも、大きな声を出して集中することで改善できる部分です。相手に勝つためには、雰囲気で負けていては勝つことは難しいです。試合前の雰囲気作りも含めて、もっとチーム全体で覇気のある姿を出していきましょう。

今日の試合では、エラーが続いたり、四死球で自滅したわけではありませんが、結果として6点差での負けとなりました。僅差で試合が進んでいる時に集中力を切らし、勢いをなくした瞬間に連打を浴びるパターンは、野球では非常に多く起こります。試合中の集中力を切らさないためにも、常に緊張感を持ったプレーを練習の時からもっと徹底して取り組んで欲しいと思います。

新人戦が終了し、次は春季大会を目指して練習することになります。これからBチームの4年生も加わってくることにもなり、競争も激化していきます。今日の悔しさを忘れず、春に向けてより一層の頑張りで結果に繋げていきましょう。


監督 遠藤寛実

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スコアラー 上原母

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