2025.8.17 あじさいリーグ予選 翼クラブ戦 総括
- arimakids
- 8月17日
- 読了時間: 4分
あじさいリーグ予選 翼クラブ戦の振り返りです。
結果 7-8●
成長点・賞賛点
・2回の攻撃のノーアウト2・3塁の場面で、健がサードの頭上を越えるレフト前への2点タイムリーヒットを打ちました。打球自体は強い当たりではありませんでしたが、しっかりと強く振り切ったことで、打球を外野へ運ぶことが出来ました。今日は他の選手が全体的にチャンスで当てにいくスイングで凡打が多かった中で、健はしっかり自分のスイングをしたことで、今日唯一のタイムリーヒットとなりました。
・3回の守備の時、叶夢が初めてダイビングキャッチを試みました。これまではどちらかというと打球に対してギリギリのところで怖がるようなやや消極的な動きが多かった叶夢ですが、今日は思い切って飛び込む姿を見せてくれました。結果的には打球が速く捕球することはできませんでしたが、打球に喰らい付く姿勢が見えたことは大きな成長でした。昨日の練習では全員ダイビングキャッチを練習しましたが、それを早速試合で出してくれたことはとても大事なことです。今後も是非その姿勢を忘れずにプレーして欲しいと思います。
反省点・改善点
・今日は守備で外野の間を抜かれる長打が2本ありました。1本目は満塁からセカンドの左横を抜けるライト寄りの右中間へのゴロ、もう1本はセンターの左を抜けたライナー性の打球でした。特に1本目のゴロの打球は、最初からライトが打球に対して回り込んでいれば抜けるような打球ではなかったのですが、打球に対して回り込まず横に追ったことで外野の間を抜け、走者一掃のタイムリー3塁打となりました。2本目は4回裏の守備で、2アウトランナー無しの場面でした。バッターは今日2安打を打っている3番打者であり、外野は長打だけを警戒する場面でした。外野には下がるようにベンチから指示しましたが、あまり下がれておらず結果として強い打球でセンター左を抜かれました。また、この場面では中継プレーも乱れ、だれがどこに中継に入るのかも各自が声に出せず返球も暴投となり、バッターランナーもホームインされる結果となりました。ヒットを打たれることは仕方のないことですが、それを最小限の進塁で抑えることが野手の役目になります。最悪な状況を想定し、一つでもランナーを進ませないという方法をしっかり考えて動くようにしましょう。
・初回から攻撃ではチャンスを何度も作れていましたが、健のタイムリーヒット以外ではほとんどの選手が自分のスイングができず、当てに行くような打球になっていました。ゴロを転がす意識で打つにしても、軽く振って当てるのでは強い打球にならず、捕りやすいゴロになったり、逆にフライになったりします。そうではなく、自分の素振り通りの強いスイングをしながら、打つ場所をボールの上半分という意識でしっかり見て打つことが重要です。フルスイングをしない打者は相手から見ても怖くない打者に見えますので、打席では強く振ることを徹底しましょう。
総括
今日は初回に2点先制しながらも、イージーミスや判断ミスによりすぐに取り返されました。その後また追加点で4点突き放すも、四死球やまずい守備で追いつかれてしまいました。最後は消極的なプレーでの内野ポテンヒットもあって2点勝ち越され、追いつけずに終了となりました。勝ち試合だっただけに、非常にもったいない点の取られ方であり、1点に対する執着が足りないことを話しました。
1点に対する執着とは、気合いとか根性ということではなく、絶対にここで抑えてやるとか、ボールにくらい付いてヒットにしてやる、といった強く前向きな気勢(積極性のある勢いや元気)とか執念というものです。チャンスで連打が出ると自然にそういった勢いも出てきますが、そうでない時はとてもおとなしく、淡々と試合をしているだけで何の迫力も感じられないチームになってしまいます。甲子園での試合を見ていても、一つひとつのプレーに必死で、出来ることは全部やろうとして一生懸命プレーしていて、喜びも悔しさも見ているだけでもとても強く伝わってくると思います。
今日は1点差での敗退で、おそらく決勝トーナメントへの進出も厳しくなる試合結果となりましたが、悔しくて仕方がないという表情の選手がだれもいませんでした。一つひとつのプレーに気持ちを込めて必死に取り組むことで、勝った喜びや負けた悔しさがもっと感じられるはずです。
必死に取り組んでヤングに勝った時はとても嬉しかったと思います。どんな試合でもその時の気持ちで取り組めれば、良い試合ができる実力は持っていることは証明済みですので、グランドにいる時は常に全員が全力で必死に野球に取り組むようにして欲しいと思います。
監督 遠藤寛実

スコアラー 上原母
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